学校の玄関を出ると教職員の車を止める駐車場がすぐそこに見える。
今日は最後に残っている先生の車だけ駐車場に止まっていた。
だから私は、すぐに向こうに見える車が先生の車だと分かった。
私は先生の車の所まで足早に歩いく。
時々、頬にあたる秋風が冷く感じた。


先生の車は大きくてだいたい8人乗りだろう。

(先生、早く来ないかな)


丁度、そう思っていたところで
先生が職員玄関から出てきて私に気づいたのか、急ぎ足で駐車場まで来た。