変わらない世界

先生は最後まで優しかったんだ。
いつも私を気遣かってくれて…。

「先生、ありがとう…」


手紙を読んだ私は
たくさんの涙が溢れた。

あの時、逃げ出してしまったことは後悔している。


だけど、次に会う時は今よりずっと大人になった姿で

「ありがとう」


を言うだろう――…。



私は生きる意味を見つけた。

それは、

いつか、またどこかで先生に会って話をすること。




ありがとう。先生。
お元気で―――


私は手紙を折りたたみ、封筒にしまい込んだ




end.