最初、小学生の頃勉強したきっかけは、理科の授業の化学の実験や生物の生態に興味が沸いたからだ。本を開けば、見たことのない未知の世界に旅立つことが出来る。その瞬間、その時間はとてもわくわくする。



僕は本が大好きだ。


それからたくさんの本や教科書、たまには絵本、ジャンルを問わず、むさぼるように読み、どんどん知識をつけていった。すると自然に、学校での成績はトップクラスになっていた。


でもココには違う。


ココの人達の大半は進学の為、親の為、将来の為、だ。みんな死にものぐるいで勉強している。



そんな学びは僕には必要ないのに。楽しくない。
勉強ってそんなものじゃない気がするんだ。

でも、たまに勉強や学びが好きで通っている人が居る。


出会った時、嬉しかった。本当に嬉しくて、友達になろうとしたが、


相手は自分の知識を自慢げにペラペラとドヤ顔で語っていた。自意識とエゴの固まりで出来たような人間、だった。


「あ、この人とは合わない。群れる必要ナシ」お判断し、さっさとこの場を去った。辛かった。悔しかった。虚しかった。がっかりした。苦しかった。そして何より、








寂しかった。