あなたが恋を教えてくれた





「今日何時に終わるかなって思って…」



いちいちそんなこと聞きに来たのかよ、こいつ。


メールのこと絶対忘れてるな。
まぁこいつらしいけど…



「18時くらいに終わるけど、待てる?」



自然に口が動いていた。

別に教えなくてもいいことなのに、でもこいつならいい。
他の奴とは違う気がした。



「教室で…待ってるね、」


彼女は笑いながらそう言った。
その笑顔を見るたび、元気が出る。

多分今俺の顔は真っ赤だ。
すぐに後ろを向いて体育館の方に戻った。