あなたが恋を教えてくれた




「んじゃ、とりあえず俺のこと名前で呼んで」


こいつ何考えてんの…

でも、破ったら写真が…
あたしのせいで逢坂くんに迷惑がかかる。

それに沙絢と杏心のことも裏切る。


「は、晴人。」


「よくできました、約束は守ってね」


彼はお米の釜を持ち、火の方へ行った。

あたしは近くにあるベンチに座りいろいろ考えた。