この制服、還のお下がりだから少し...いやだいぶおっきい。 ズボンもすごくたくさん折ったし、袖だって折っても折っても全然大きい。 「夢彩」 柊の声に顔を上げる。 「乗れ」 乗れ.......って、 「.......バイク?」 柊は大きいバイクに跨っていた。 柊だけじゃない。 みんなも。