乱舞 / 乱れ舞う






ーーー



「今日から学校かぁ.......」




利亜がげっそりした顔で言うのが聞こえる。





「まぁまぁ、夢彩もいるし」




海歩がそれをなだめてるのも聞こえる。






「よし!出来たぞ!」





「ありがとう」





私も、みんなのところへ向かう。






「お前ら〜夢彩完成」





還がそう言って幹部室の扉を開く。





「おお!」



「すげー」



「.........男の子」



「......」




そう、私は今還に男装をしてもらっていた。







柊達と同じ制服に、黒い男物のカツラ。





目も、黒いカラーコンタクト?をしろと言われた。





.......入れるの怖かった。






「にしても、チビは変わんねぇな」




利亜がそう言って私の頭をぐりぐりする。




「うるさいっ」




チビってゆーな。





でもこれで、バレない。





.......と思う。







「ぱっと見は誰かわかんねぇな」




柊がそう言って目を細める。







「よし!行くか!」





海歩の声に頷く。



「よし、いってらっしゃ〜い。
気をつけてな!」






還に見送られ、私たちは倉庫を出た。