「にしても、驚いた」
亮が手当てをしながらしゃべりだす。
「喧嘩」
「まぁ、」
昔、教えられたからね。
.....................あいつに。
そしてついこないだまで、また教えられてたし。
「でもやめてほしかったな」
「?」
「夢彩が怪我すると、みんな悲しむ」
..............悲しむ、か。
本当にそうかな。
だって私は、
................いらない子
「よし、終わり!」
「...ありがと」
亮は私の頭を撫でて部屋を出て行った。
それと入れ替わりに、柊たちが来た。
そしてみんな私を囲むように立つ。
みんな身長たかくて、迫力あって怖いよ....。


