乱舞 / 乱れ舞う







「え.......」




「はへ.......」



「......どーゆー」





「......」








そして他の奴らもまとめて片付けた。









「ねぇ柳さん、」






「な、.....ん、..だ」










私はしゃがんで汚らしく転がっている柳の頭を掴み、頭を上げさせた。








「ここから出て行って。
そして2度と私たちの前に現れないで」









私は久しぶりに声を低くして言った。









「ひっ.........」








柳は仲間を連れてそそくさと出て行った。












私はそんな柳たちを見送ると立ち上がった。











「夢彩............」







柊が私の名を呼ぶ。






「お前喧嘩できたのか.......」







柊の声にこくんと頷く。







「驚いた」





海歩はそう言って私の方へ駆けてきた。





「めっちゃ強いし」





利亜もそう言って私の方へ来た。





「...........でも危ない」







葉月はそう言って私を心配そうな顔でみる。













柊は静かに私へ近寄ると、私の手をとる。











「手当て、.............まずは手当てだ。
亮」






「はい」










柊が呼ぶとすぐに亮が来て、幹部室へ連れてかれた。









「お前らも手当てして、今日は休め」













幹部室に入る直前、柊の声が聞こえた。