「っ!」
「お前、出てきたのか」
「バカ!」
「........バカ」
海歩が気づき、それに続いて柊と利亜、葉月が言う。
............みんなバカバカ言い過ぎ。
「あの嬢ちゃん。もーらおっ」
その言葉とともに、喧嘩が始まった。
「うわ..........」
私が眺めていると、亮が走ってきた。
「なにやってんの!なんで出てきた!?」
怒ってる。
「とにかく中へ」
亮はそう言って私と幹部室に入った。
「いい?夢彩は出てきちゃダメ。
危ないから!俺らが守るから!」
そして亮はそう言うと再び外へ出て行った。
............"守るから"か。
守られるだけじゃ、ヤダよ。


