私は座ろうとしたが、葉月がソファで横になって寝ているので座れないことに気がついた。
「夢彩、こっち」
柊はまた偉そうに黒いソファに座って私を呼ぶ。
私はてくてくと行くと、体が宙に浮いた。
「うわっ.....」
そして、柊の膝の上に座っていた。
「お、柊逃げられてない!」
利亜が言う。
......確かに、昨日だか言われたときは嫌だった。
けど今は別に大丈夫だ。
「......軽い。ちゃんと食え」
柊はそう言って私の髪を触る。
「食べてるもん」
私、すごい食べてるよ?
たまに還に驚かれるくらい。
「今日は和食かぁ。楽しみだな!」
利亜がそう言ってるんるんとゲームをしだす。
あのゲームつまらない。
今度は他のがしたいなぁ。
............今度なんてあるのかな。


