乱舞 / 乱れ舞う









ーー「あーーーーーーーーーーっ!!!!」






ん.........





「柊ーーーーーっ!大変大変!」







たい......へん?








私は利亜の大きな声で目を覚ます。





「あ。夢彩ちゃんおきたよ」






海歩の声もする。







「....うるさいな」








葉月も起きたみたい。








「........お前ら」








柊の声もする。










「.....夢彩、起きて」







葉月に言われて私は目をこすりながら起き上がる。










「んー.......」



寝起きで頭がぼーっとする。






葉月も起き上がる。






私は知らないうちに葉月の服の袖を掴んでいた。











「あぁ........柊が.......」




「怖い顔.........」





海歩と利亜がそう言って柊の顔色を伺っている。







私は2人につられて柊に目線を送る。







「.............こわ」







葉月の服を掴む手の力が強まる。





怖すぎ。





けど、





「うわっ....」




葉月はまだ眠かったようで、私の上に乗ってきた。







「眠い..........」






つ、潰れる。