「風呂は嫌いで牛乳はすき。
猫か.....」
利亜がそう言って笑う。
「猫みてぇなもんだよ。
うちに転がり込んできた時も猫みたいだったもんな」
還が呆れたように、だけど少し嬉しそうに言う。
「.....猫じゃない。人間だ」
私はそう言って頬を膨らます。
「わかってるわかってる」
還はそう言って私のほっぺをむにゅっと手で掴んだ。
「やへろーっ(やめろーっ)」
私は還の手をひっぺがす。
「仲いいっすね....」
海歩が「カップルみてぇ」と続けて呟いた。
「っち」
柊は舌打ちをした。
.........こいつ舌打ちしか出来ないのかな。
喋らないで舌打ちしかしない。


