「わかったわかった」
柊はそう言いながら、足を止めることなく私のところへ来た。
「卒業おめでと」
そして私の前までくるとそう言った。
「ありがとう」
私と柊の首にはお揃いのサファイアのネックレス。
「なんだお前らいちゃつきやがって」
「お揃いのネックレスなんてつけちゃって」
「いま夢彩男装してっから男同士が見つめあっててキモいんだけど」
海歩と利亜と葉月が毒を吐く。
「うるせぇな。」
柊はそう言って私のカツラを取った。
カツラの下から黒髪がサラリと出てくる。
そして私の顎をぐいっとつかんだ。
「うわぁっ、ちょ。何す..............んっ、」
柊はリップ音を立てて私の唇から自分のそれを離す。
「これならキモくねぇだろ」
「ここでキスすんなよ!」
海歩が叫ぶ。
「................なんだろう、子が親離れするのを見ているよう.......」
利亜はそう言って泣き真似をする。
「俺も」
そんな利亜の肩に葉月は手を置く。


