ガチャ
「あ!おかえりー!」
さっきの部屋に戻ると推川が最初に気づいた。
「あ。夢彩ちゃん。
お昼軽く作っちゃったけど、大丈夫?」
相井はそう言ってテーブルにたくさんの料理を運ぶ。
わ....すごい
「これ全部相井が作ったの...?」
「うんそうだよ。
召し上がれっ」
美味しそう。
すごい相井。
はじめは苦手だったけど、ご飯がこんなに作れるならきっといい人だ。
私は相井の方へいってつん、と服を引っ張った。
「ん?」
「ありがとう、美味しそうっ」
私がそう言うと、「やっと俺にもなついた〜」と騒いで席に着いた。
私も食べたい。
私もさっきいた、来城の隣に座る。
そして隣の来城をみる。
「....来城、」
「.....なに」
「眠いの?」
眠そう。
こくんこくんと首がしている。
「ん.......」
「私も眠い......」
私は眠そうな来城につられて目をこする。
「じゃあ、ご飯食べ終わったら寝よう......」
来城はそう言って、「いまはご飯」といった。
私はこくんと頷く。
「っち」
すると藍島が舌打ちをした。
「まーまー、柊。
ご飯食べよう!」
そんな藍島を相井がなだめ、「いただきます」と言った。
私も「いただきます」と言ってご飯に手をつけた。


