そんな日々がどのくらいかわからないほど、ずっと続いてた時。
そこに来て初めて、笹浦以外の人を見た。
玲亜さんだよ。
玲亜さんは、焦った様子で部屋に来て私に紙を渡した。
そして言った
『ここから逃げろ』
私は玲亜さんに抱き上げられると、外へ出た。
そして玲亜さんは私をどこか、知らない公園へ降ろすと、
『その紙のところへ行け。
必ずお前を守ってやる』
とだけ行って私に背を向け走り出した。
私は訳がわからずその紙を見た。
するとその紙にはその公園の所から還のBARまでの道がわかりやすく地図で描いてあった。


