みんなが息を飲むのがわかった。 還と玲亜さんの顔色が大分悪い。 ...................それほどショック、ということか。 「そうして血を浴びてきた日々のことだ。 俺は、俺なんかよりすごい喧嘩をする奴らをみた。 そいつらは血飛沫を浴びまくり、喧嘩の腕もなかなかのもんだった。 それが"組"とわかるのにそう時間はかからなかった。 俺は迷わずそこに入りたいと思った。 そしていざ入ろうと決め、繁華街に行ったときだ。 彼奴らは無様に地面に倒れてんだよ。 潰されたんだ。