「悪いな、協力してもらって」 還が2人に謝る。 「いーや。俺らも笹浦組は気になってたからな」 明穂さんが「な?」と燐矢さんに目配せする。 「あぁ。 丁度いい機会だっただけだ」 燐矢さんはそう言って頷く。 「........客が増えたか」 笹浦はそう呟いてタバコに火をつけた。