私もその背中に手を回す。 「柊っ、」 迎えに来てくれた。 私、遅かったよね? ありがとう。 「柊、これっ」 私は柊に今見つけたばかりの鍵と紙を見せる。 「ん..........」 柊は私から身体を離すと、紙を見て目を見開いた。 「..........多分、ここの見取り図」 「..............行くぞ」 「うんっ」 私がそう言って柊に抱きつくと、柊はそのまま私を抱き上げた。 そしてこの部屋をでた。 バイバイ、私の部屋。