「そんな隅で。」
笹浦はそう言って私の腕をひっぱり立ち上がらせた。
そして私をベッドに投げる。
「いたっ..................」
サラリと私の髪を触る。
「髪、伸びたなぁ」
そして私の髪にキスをする。
「綺麗になった」
そして私の身体を白のワンピースの上から触る。
ここにいるときはいつも白のワンピースだ。
「その顔、そそるよ。
憎たらしいくらいにね」
笹浦はそう言って私の脚をぐいっとあげた。
「いやだ....................................!」
小さく叫んだ私の言葉は誰にも拾われなかった。


