「ほら、もっと俺を憎んでよ」 笹浦はそう言ってつけたばかりのタバコを私の腕にちょんとつけた。 「っ!」 「ふっ」 笹浦は私を鼻で笑うとそのタバコをコンクリートの壁に押し付けて火を消した。 そして私の腕を掴むとタバコをつけたところを舐めた。 「久しぶりだからね。 優しくするよ?」 嗚呼。 私はまた、汚れてしまう。 タスケテ