「おい笹浦」 すると奥から柊の声がした。 「あぁ?誰だ」 来ちゃダメだよ。 「あー、ここの総長ってやつか?」 笹浦はそう言って私の肩を自分の後ろに叩いて押す。 「いっ....」 それに私は見事に転ぶ。 「何の用だ」 「何の用だ、なんてわかりきってること聞くね」 柊と笹浦が見つめ合う。 そこには2人の殺気が漂う。 「夢彩」 笹浦が私を呼ぶ。 私は転んだまま笹浦を見上げる。