「ねぇ、名前なんてゆーの?」
と、少し長めの青い頭をした奴が言う。
私はきょろきょろしていた目線をそいつに合わせる。
「.......」
「....名前聞いてんだけどな....」
そう言って困ったように笑う青い頭。
名前......
言わなきゃだめ?
「俺は相井海歩-Soui Kaiho-」
すると青い頭がそう言ったのをはじめに、他のやつも自分名前を言ってきた。
「俺は推川利亜-Suikawa Ria-。
よろしくな?」
銀色の髪をした奴が言う。
よろしく.....?
私この人達と関わる気ない.......
「.......来城葉月-Raijyou Hazuki-」
紫色の髪の奴が言う。
この人.......
直感でわかった。
女嫌い。
私を見る目が厳しい。
それに、雰囲気。
私と似たようなものを感じる。
........私も男は大っ嫌いだから。
ここにいるのが苦痛。
はやく還もどってきて.......。
私がそう願っていると、青い頭もとい相井が口を開く。