ガチャ...
「還さん!?」
「お久しぶりっすね!」
「おはようございます.....」
「還さん.....?」
すると中からまた男達の声がした。
最後に聞こえた声にピクリとした。
昨日聞いた声。
「あれ、そのちっちゃい子.....」
私の存在に気づいたらしい男が言う。
「あぁ。昨日柊が拾ったって...」
「え?」
すると、昨日の金髪が私の存在を確認するように還の後ろを覗き込む。
するとばっちり目が合った。
「お前....還さんのとこにいったのか」
私は目線をそらす。
この目は嫌いだ。
「還.....」
私は還の服をつんっと引っ張る。
すると還は私を部屋の中へいれ、部屋のドアを閉めた。
いや、そうじゃなくて。
帰りたかった.....。
私は心の底からそう思った。
「うへぇ〜ちっちゃいね」
「ほんと。でもちょーかわいい」
「女....?」
すると、今まで還で見えなかった男達の姿が見えた。
こいつら、昨日ここのソファで雑魚寝してた人たちだ。
今はそのソファに座っているが。