「まーまー。そんな身構えるな」
還はそう言ってみんなをなだめる。
「還さん.......どーゆーことですか?」
「なんで笹浦組と還さんが?」
「それに夢彩に会いたいって」
利亜と海歩と葉月が還に聞く。
「柊、ちょっと部屋借りるぞ」
還がみんなの言葉をスルーして柊に言う。
「.........」
柊は黙って動こうとしない。
「お前も来い」
還は動こうとしない柊にそう言って総長室のドアを開いた。
そして玲亜さんを中に入れ、私を見る。
私はその視線の指示する通り中に入る。
すると柊も入った。
還は私たちを中に入れると自分も入りドアを閉めた。
「還さんっ!」
「柊っ」
「夢彩.......」
みんなが私たちを呼ぶ。
...............ごめん。


