ーーー 「ほら!学校いくよ!時間!遅刻する!」 まだ1人、ご飯を食べている私に海歩が言う。 「まっへ!」 私はもうそんな時間かと時計を見ると、急いで口にご飯を詰め、カバンを持って海歩の方へ行った。 「もー夢彩ちゃんのおばか!」 私は海歩に手を引っ張られながら倉庫を出ると、バイクの後ろに乗せられ「捕まってて!」とバイクが発信した。 「スピード速くなるの夢彩ちゃんの所為だよ!」 海歩がそう言ってスピードをあげた。