私はキッチンの隅に座った。
「夢彩ちゃん」
すると海歩が来て、私の隣に座った。
「今日楽しかった?」
こくん、と頷く。
「そりゃよかった。
俺らも夢彩が学校にいてくれると楽しいよ」
海歩はそう言って私の頭を撫でた。
「明日から俺のバイクに乗りなよ。
俺、安全運転だからさっ!」
.........イマイチ信用に欠けるが私は柊のバイクよりはマシだと思い、首を縦に振った。
そして海歩に連れられみんなのところへ行った。
「明日から俺のバイク〜」
海歩はそう言ってへらりと笑った。
「まぁ、海歩のバイクが安全だよね」
と利亜。
「うん、俺もそう思う」
と葉月。
「っち」
.......と柊。
「...........お、おっけー.....」
と痛がる還。
この様子だと、本当に海歩のバイクが安全みたいだ。
よかった。


