「夢彩、だっけか」 燐矢さんに言われ、頷く。 「よろしくな」 「....お願いします」 「じゃ、俺ら3年だから」 海歩と柊はそう言って階段を上っていった。 「利亜と葉月クラス一緒だから」 燐矢さんはそう言ってニッと笑った。 「....ありがとうございます」 じゃあ、俺が入れって言ったら入ってこいよ?と教室の前で燐矢さんは言った。 「.......はい」 利亜と葉月は一足先に教室に入っていった。 そして燐矢さんも教室へ消えた。 1人になる。