乱舞 / 乱れ舞う






「よし、ありがとな。
入学を認めます」






明穂さんはそう言って私の頭を笑顔で撫でた。






私はそれを聞くとすぐにカツラとカラコンをつけた。






いつ、どこであいつが見てるかわからないからな。




「ありがとうございます」





柊がそう言って明穂さんに頭を下げる。






ので私も一応下げた。





「そりゃー、ね。
かわいいかわいい後輩の頼みだからな」





あ、かわいくねー還の頼みでもあるか。と明穂さんは呟いた。






........還の?





それを聞いたら少し安心した。







この人は、いい人だ。