「明穂さん。こいつビビりなんで」
利亜がそう言って私の頭をポスっと叩く。
「.........ビビりじゃない」
「あ?違った?じゃあ人見知り」
私は利亜のお腹を軽く殴った。
「にしても、ちっちぇー」
明穂、と呼ばれたその人は私を見てそう言った。
「.........」
「悪りぃ悪りぃ。
俺は中川明穂-Nakagawg Akiho-。よろしくな?」
明穂......さん?はそう言うとがははと笑った。
「夢彩」
葉月に見られる。
「..........新影、夢彩」
なんだかこの人たちに出会ってから、自分の名前をたくさん言ってる気がする。
「夢彩!ようこそ、俺の学校へ」


