金髪少女

退院後、私は髪を金色に染めた


こうすれば、誰も近づかない


そう、思ったから




「なんだその髪は!」


お父さんは会う度にどすの利いた声で私を怒鳴る


そして、不登校、ひきこもりとだんだんと生活が変わってしまった


はじめは、ドアの向かい側には誰かがいて話かけられたりしていた


でも、無視をしていくうちに物音がしないドアへと変わっていった


ついに、お母さんにも見放されたんだと思うと苦しくて


言おうとしても、震えて、まともに声が出せなくなる


泣いたってなにも変わらない


それは私が誰よりも知っていた


なのに、気づいたら水が頬を伝っているんだ