「...ぇ...?」


母「なんでもっと早く話してくれなかったのよ!!!」


お母さんは泣き崩れた


私はただお母さんを見つめることしかできなかった


母「もっと早く話してくれてたら...お父さんと別れることも...私がこんなになることなんて...なかった..っ


私があんな奴といることなんてなかった!!!」


そんな予想外なお母さんの言葉に私は驚きを隠せない


もっと早く話していたら、こんなことになるなんてなかった


そのことだけはしっかりと頭に入っていた


母「ごめんなさい...あり...さっ...


私が気付いてあげられなくて...ごめんなさっ...い


ごめんっ.......」


そう頭を下げて謝るお母さん


「お母さっ...お母さん...


頭上げてよ...謝らないで...よ」


そんなお母さんを見て私は視界が曇った


見たくないよ...


お母さんが頭を下げるところ


お母さんが泣くところなんて、見たくないよ...