月日が長れ、ありさは日に日にやつれてきた


「ありさ、洗濯物お願いできる?」


あ「.....」


「ありさ?ありさ!」


あ「ビクッ...あ、な、なに?」


ほら、また...


ありさは最近、話しかけても上の空だし、いちいち驚く


そして、数日経ったある日


その日は、珍しくお父さんが帰っていた




「く、るしい」


バタン




ありさが倒れたのだ



「ありさ!?お父さん!救急車!」





突然のことに驚き、私はお父さんにそう叫んだ


「あ、あぁ」


驚いた様子もなく新聞を渋々ソファに置き、面倒くさそうに救急車を呼んだ


そんなお父さんを見ていたが私は大事なありさが倒れたことにパニックを起こしていたためどうでもよかった


救急車に移動する時も、救急車の中でも病院に入るときもずっとありさの名前を呼び続けた


「お願い...目を...覚まして...」