金髪少女

恨む?


俺の答えは決まっていた


「恨んでるよ?




すごく...」


だって、親父に暴力を振るわれている時、母さんはタバコを吸いながら見て見ぬ振りをしていたから


母さんは、そうよねと言わんばかりに下を向いていた


背中を見ても分かるくらいに


母さん「もっと憎んで、もっと嫌いになって...


私を忘れるくらい恨んで恨んで恨みまくってよ


私みたいな母親なんて、すぐに忘れて...」


二年前とは変わらない声に懐かしさを感じながら、母さんがこんなことを言っていることに驚いた


一緒に暮らしていた時はこんな親、いらないって


そう、思ってひたすら恨んで憎んで


大っ嫌いだった...


だけど


「けど...


けど母さんは母さんじゃん


正直、2年前は恨みまくったよ


なんで、こんな親の子供に生まれてきたんだ...って


だけど、俺も1人は辛いんだよ


そんな母さんでも、家族だからいなくなるのは辛い...」