金髪少女

親父は、家族がいない


だから、誰も墓には来ない


買ってきた花束を墓の横に添える


「俺は...


お前を許してねえからな






でも、家族には変わりねえから...」


憎くても大嫌いでも殺したくても、家族は家族なんだ


いっきに家族が消えると俺だって悲しい


「お前が愛した女(母さん)は、どこにいんだよ」


聞いても帰ってくるはずないのにな


何してんだよ、俺


そう無意識に下を向いた


「煙...」


墓参りをする人なんて限られている


なぜか俺が来る前から入っていたお線香は微かに煙が出が出ていた


さっき誰かがいた証拠


墓参りをする人なんて俺以外に
















母さんしかいない