だけどたった1人...


私を信じてくれた人がいた


「瑠衣ちゃん、おばあちゃんはいつでも瑠衣ちゃんの味方だからね


瑠衣ちゃんは他の人よりも感情を表に出すのが苦手なだけじゃよ


そんなの、無理に出す方が難しいだろう


瑠衣ちゃんは瑠衣ちゃんらしくありのままにしていくのが一番じゃ」


そう言ってくれるのは私のおばあちゃん


私は中学生になると共に家を出ておばあちゃんの家で暮らしていた


「ありがとう...」


唯一の味方であるおばあちゃんは優しく笑う


私が髪を赤く染めても個性は大事と逆に褒めてくれた


その優しさに触れるといつも救われる


でも、


そのおばあちゃんはその2ヶ月後


死んでしまった...