誠「い、行くぞ」


誠の一言で私たちは歩き始めた


女子生徒はみんな、私たちを見ると騒ぎ出し、端によっていく


なんというか、不思議な気分だ


これじゃあ、まるで私たちが偉くなったような気分


まぁ、当然のこと私たちは見た目は金髪やら茶髪やら赤髪、おまけにメッシュ


顔もいかついし、目つきは悪いしそんな人たちがこの天国のような場所へやってきたら


荒らしに来たと違いするのも無理はない


「なんでしょう、あの方たちは...」


「少し怖いですね」


「あの髪の色はどうしたのでしょう」


あちこちで聞こえる声


本当に場違いだろう、私たちは