「あ、あの...」
気まずいんですけど...
「旦那さんのことそんなに好きですか?」
ジッと真剣な瞳で見つめられると、
逸らせなくなる。
なんで...なんでそんなに悲しげな瞳してるの?
「ど、どうしちゃったんですか...志田さん?」
「どうもしてないっす」
いきなり、敬語になるし
さっきまでの態度とは真逆。
「あの、志田さん?」
イマイチこの状況についていけない。
「康介でいいですから...」
「ど、どうしていきなり敬語なんですか?」
「年下ですから」
当たり前だというように
そういった彼だけどさっきまで
すごい上から目線だったわけだし...。



