私の隣には大好きな人がいるもの。


二人並んで、繋いでるこの手を


もう私は絶対に離さない。



「花菜」


不意に名前をよばれてビックリした。


「あそこに行こう」


大輝くんが指を指したところは、



私たちが出会った場所──────。



綺麗な夕日が見える公園



「え、うん」


いきなりどうしたんだろう。