「いや、俺は行く...
どうなっても行く。
俺がやったことだから」
翔流のその表情は、切なかった。
昔から責任感の強かった翔流
“所詮、総長だ”
なんてさっきは言ってしまったけど
本当は翔流は総長なんかよりも
もっとすごい人なんだ。
「なら...私も行く...」
彼女がそっと呟いた。
「ダメだ」
「事の発端は私だもん。
ダメって言っても行く」
「あのな、お前が行って
どうこうなるわけじゃねぇんだよ」
翔流の言う通りだ。
あんなところに
女の子がいったら何されるかわからない。
「それでもいい...ただ翔流の隣にいたい」
...っ。
“好きならとことんついて行きなよ!”
さっき彼女から言われた言葉を思い出した。
こういう事だったんだ。
彼女は誰よりも翔流を想ってるからこそ
できることなんだね。
「...わかったよ」
「翔流!?ほんとに言ってるの!?」
でも、本当に連れていくとは思ってなかった。
「あぁ、花菜今日はもう帰れ。
大輝さんは本当にお前のそばに戻すから」
「期待はしないでおく...」
そういったものの、
自分じゃどうすることもできないから
この二人に期待するしかないんだけどね...



