【完】最強な彼に愛されてⅡ




「私を一人にしないでよ...っ。」


ワンワンと子供のように泣く愛優を

俺は強く抱きしめた。



「ごめんな、寂しかったよな」


これが愛優の本音なんだろう。

ずっと一人で寂しかったよな。


こんなほっそい小さな体で
一人で我慢してたんだ...。


俺は愛優に我慢させてしまっていたんだ。


「あの女の人のところに行かないでっ...

ずっと一緒に居てって翔流が言ったくせに...!!」



あの女の人...って誰のことだ?

愛優はきっと何か勘違いしてる。