【完】最強な彼に愛されてⅡ





俺がそういうと、
愛優はハッとしたような顔をして


「感動する映画みてて泣いちゃって...えへ」


無理やり笑う彼女。


嘘ついてるのなんか丸わかりだ。


愛優は嘘をつく時、人の目を見ない。


「嘘つくなよ...」


俺はジッと愛優の目を見る。


それでも愛優は俺を見ようとはしない。



「う、そついてないよ...」


見る見るうちに、潤んでいく大きな瞳

嘘なんてバレバレなんだよ。

何年、隣で見てきてると思ってんだよ。


普段はそんなんで泣かないじゃねぇかよ。