《愛優said》



...ここはどこ?


真っ白くて何も無いただの部屋


ただ聞こえるのは、赤ちゃんの泣き声だけ



そういえば、
私...産気づいてそのまま意識失っちゃったんだった。



赤ちゃん...生まれたんだね。


よかった、これで翔琉は一人にならない。



もう私は疲れちゃった...


きっと翔琉はもうあの手紙を読んでると思う。



本当は、翔琉を独り占めしていいのは

私だけでいたかった。



でも、赤ちゃんが生まれたんなら


素敵な人見つけてよね──────。