それから会社について
新作を見て帰ろうと支度をしていると
「ねぇ、今日ご飯でも行かない?
もちろん、仕事として。」
女が上目遣いで見てくるけど
生憎、俺にはそういうのは効かない。
「すみませんが、妻が待ってますので」
そう断ったのに、
「そんなに奥様が大事?
二人きりじゃない。父も呼ぶわ
と、いうよりももう呼んであるの。」
なんと手の早い女だ
そこまで言われると断れなくなってしまう。
あー、また愛優との時間が無くなっていく...
「...わかりました。」
そういい俺は愛優にLINEを入れた。
【今日、夕飯いらない】
本当は食べたい気持ちでいっぱいだけど
仕事だから仕方ない。
愛優なら許してくれるだろう。



