「では、こちらへ...」 そういって、俺達は歩いて 令嬢の会社のまで行った。 徒歩で行ける距離らしい。 「奥様はどんな方ですか?」 急に話をふられたから焦ったけど 愛優の話しなら大歓迎。 「単純にいえば、 すっげぇいいヤツで、可愛いですね」 愛優がいたから俺は変われた気がする。 愛優がいなかったら花菜のことも 忘れられてなかった。 「へぇ~。すごく好きなんですね」 「まぁ」 照れくさくて生返事になってしまった。 愛優の話になると自然と頬がゆるむ。 って俺、どんなけ溺愛してんだよ。