やっぱり、愛優の手作りのご飯は美味い。
「なぁ、愛優」
「なに?」
「俺、そろそろ我慢できねぇかも」
俺...何言ってんだろ。
「愛優の全部がほしい」
ずっと前から思ってた。
でも、愛優は過去に...
だから、我慢してた。
でも、もうそんな壁ぶち壊したくて...
「愛優が母親になるの怖いのも知ってる。
でも、愛優には愛情があるだろ?
だったら、その気持ちだけで十分なんじゃねぇの?
少なくとも、俺は愛優と一緒に
その壁を乗り越えたい」
俺のワガママだって言われれば
そうかもしれない。
でも、愛優との愛との形を残したい。
「でも、もし子供ができちゃったら
私のこと守ってくれなくなるでしょ?」
っ...なんなんだよ、それ
可愛すぎるだろ?



