【完】最強な彼に愛されてⅡ




やっぱり、愛優の手作りのご飯は美味い。



「なぁ、愛優」


「なに?」


「俺、そろそろ我慢できねぇかも」


俺...何言ってんだろ。


「愛優の全部がほしい」



ずっと前から思ってた。

でも、愛優は過去に...

だから、我慢してた。


でも、もうそんな壁ぶち壊したくて...


「愛優が母親になるの怖いのも知ってる。

でも、愛優には愛情があるだろ?
だったら、その気持ちだけで十分なんじゃねぇの?

少なくとも、俺は愛優と一緒に
その壁を乗り越えたい」


俺のワガママだって言われれば


そうかもしれない。


でも、愛優との愛との形を残したい。



「でも、もし子供ができちゃったら
私のこと守ってくれなくなるでしょ?」



っ...なんなんだよ、それ


可愛すぎるだろ?