「愛優...っ。」
考えてみれば、カラオケだなんて
こういう奴らの集まりでしかないのに
俺はそんなこと忘れて愛優を
危険な場所に通わせたんだ...。
何やってんだよ...俺は。
「や、やだ...こないでっ...!!」
っ...愛優?
嫌われたか...?
俺はお構いなく、愛優を抱きしめた。
震えている愛優
こんなに小さな体で...
「やだっ、こっ、怖い...離してよ!!」
愛優は俺から離れようとするけど
今、離したら俺は愛優を失ってしまいそうで離せなかった。
俺は...愛優を守れなかった。
今、愛優から離れたら愛優は一人になってしまう。
そうしたら、もっと恐怖から逃げれなくなる
今の愛優には人の温もりが必要なんだ。
俺は愛優を助けたい─────。



