「...愛優、ごめんな...」
私の耳元で翔流は呟いた。
「なっんで翔流があっやまっるのよ...」
悪いのは全部私なのに...。
翔流は何もしてないのに。
「俺はお前を...守ってやれなかった」
泣きそうな翔流の声と
私を強く強く抱きしめる翔流に
私は自然と安心できるようになった。
「翔流は...いつも私を守ってくれてるよ
だって、今ここにいてくれてるじゃない」
私がピンチの時に、
いつもそばにいてくれる。
「でも...俺...」
消え入りそうな翔流の声
「翔流はいつでも私のヒーローだよ」
そういって、強く抱きしめかえした。



