【完】最強な彼に愛されてⅡ




「翔流さん!!遅いですよ!」


咲良ちゃんがそういう。


きっと、雰囲気的に咲良ちゃんが
連絡してくれたと思う。



「愛優...っ。」


苦しそうな表情で私に近づいてくる翔流


「や、やだ...こないでっ...!!」


そんな翔流さえ、拒絶してしまうほど

今の私はメチャクチャだった。


一瞬、翔流は止まったけど、また私に歩み寄ってきた。



翔流がそっと私を抱きしめたけど



「やだっ、こっ、怖い...離してよ!!」



離そうしても、
翔流はいつも以上の力で抱きしめてるから
離そうにも離せない。