【完】最強な彼に愛されてⅡ





「お前、俺達は客だぞ?お前は店員だろ?」


言いたいことぐらいバカな私にでもわかる。


「...だったら、一緒に居ろよな」


や、やだ...

カラオケボックスだから叫んでも
きっと、外には聞こえない。


「キャッ...!!」


私の返事も聞くことなく、

強引に部屋の中に連れ込まれた。


ヤバイ...このままだと襲われちゃう...。


たくさんいる成人男性があの男と被る。


翔流とは大丈夫でも、
こんな奴らとは拒絶反応が出る。



「やだ...やめてっ!!」


やだやだ...怖いよ...っ。

翔流っ...翔流、助けてよ。


「うるせぇな、黙れ」


「いまから、気持ちいいことしてやるからなぁ~」


『今から気持ちよくしてやるからな~』



あの男の言葉が蘇る...。


やだよ...っ。


泣きそうになるのを我慢する。